優れたリーダーはみな小心者である。 (ブリジストン元CEO)
○ジャンル 経営哲学、リーダーシップ
○著者 荒川詔四
○発刊 2017年9月21日
○総ページ数 287p
○出版社 ダイヤモンド社
○お薦め度 4( 1~5で5が最高格付)
○難易度 3(1~5で5が最高難易度)
○期待できる効果 細やかな神経を束ねて図太い神経をつくる。それこそが真に強靭なリーダーになるひけつということで、経営において繊細さ、小心さは短所でなく長所だということを説き、それを武器として活かすことが優れたリーダーになる要と解いています。
●概要
1章 小心な楽観主義者が最強 ①誰かを指導するなどという不遜な考えを捨てる 逃げ道のない場所で人間は鍛えらえる ②小心な楽観主義者こを最強のリーダー ・誠実であれば必ずトラブルは解決する ③仕事の所有権を決して手放してはいけない ・オーナーシップを発揮して主導権を握る ④おもしろいことをするからリーダーシップは育つ ⑤言い出しっぺでなければならない ・重要な提案をするときは、ひとりでトップに会いに行く ⑥人格者をめざすな ・原理原則を死守する 第3章 心配性だから強くなる ・ 理路整然としたレポートを疑え 第4章 組織の力学に敏感たれ ・社長にあがってくる提案はすべて妥協の産物 ・リーダーにしか革命は起こせない ・気前がいいリーダーは組織を弱体化する ・権力でなく実力でリーターシップを示す ・権力の行使は、冷静かつ断固として行う 第5章 ・すべては理想から始まる ・すぐれたリーダー絵描きにいている。 ・次世代に美田を残す
●引用 ・逃げ出したいと思うような場面に遭遇した時がチャンスなのだ。・本質に変わりはない。逃げないこと。相手の立場、利害、感情などを細やかに察知して、誠実に対応すること。これを徹底すれば世界中どこででも信頼関係を結ぶことができる。・何度言い出しっぺになったか。これが真のリーダーになれるかどうかを決めると私は考えている。・評価は成功したかどうかでなくやり切ったかどうかに重きを置いた。・人間が何かを判断するときに、決め手になるのは覚悟ということ。一人ですべてを背負って、腹をくくって提案に訪れる人間の言うことだは、それだけで信頼に値する。・常に自分の言動が自尊心を傷つけていないかを自問する。 ・能力はいつも無理やり広げられる。その意味で苦しい状況に追い込まれるのは幸運というべき。
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