一分で話せ(61)
著者 伊藤羊一(ヤフー株式会社 アカデミア学長)
発行 SB Creative
発刊 2018年3月出版
ジャンル 伝え方
おすすめ度 4
難易度 3
〇概要
序章 うまいプレゼンより、「動いてなんぼ」
1章 伝えるための基本事項 相手は誰か ゴールは何か、結局動かしてなんぼ
2章 1分で伝える ロジカルな一分間ストーリーを考える 結論を導き出す 根拠は3つ、いらない言葉をいかに削るか 頑張ったことは話すな 通じないときは前提をそろえておく
3章 相手を迷子にさせないために「すっきり、かんたん」でいく 中学生が理解できるレベルの言葉しか使わない
4章 正しいことを言うだけでは人は動かない 人はイメージを想像することで感情が揺さぶられる ピラミッドは3段で作ろう
5章 1分で動いてもらおう 「超一言」で包み込む
6章 伝え方のパターンを知っておこう 結論ではさむSDS 新しい取り組みを説明するときのPCSF
〇期待できる効果
9割の人は1分で話せないばかりに、損をしている。「論理的な話方」や「プレゼン」の本だけではつかめない「何倍も伝わり方が変わる」方法おを紹介しています。
〇引用
1つ気づいてほしいのは、そもそも「人は相手の話の8割は聞いていない」ということ
プレゼン力とは人に「動いてもらう」力
どんな話でも「1分」で伝えることはできる
スキルとしてロジカルに伝えることも大事だし、熱狂するマインドも必要。
すべてのプレゼンは、ゴールを達成するためにある。聞き手のことを考え、聞き手をどういう状態に持っていきたいかを見定めてから、それを実行するために何をすればいいか、何を伝えればいいのかを逆算で考えていく。
そもそも「理解してもらう」というゴールがおかしい。伝える側が、聞き手に理解したうえでどうしてほしいのか、君が動くのか、私が動くのか、どうすればいいのかということを必ず考えなくてはいけない。
「動かしてなんぼ、相手が動くためにできることすべてをやりきる」そんな意識をもって臨む
プレゼンの本番その場だけで相手が動かなかったとしても、まだチャンスはある。終了後に手を変え品を変えいろいろなことを行って、最終的に相手が動けば、それでゴールは達成。
自分への黄金の質問は「だから何?」「本当か?」「ファイナルアンサー?」だ。
プレゼンは相手に「動いてもらう」ために行うもの。だから、どちらに向かうのか、動いてもらう「方向」を出すのが結論。
プレゼンというのは、自分が伝えていことを「伝えていく」行為ではなく「相手の頭の中に、自分が伝えたいことの骨組みや中身を移植していく作業なのだ。ピラミッドそもののは見せなくても「ああ、結論はこうなのだな」「そしてそこに根拠が3点あって、それぞれこういうことなのだな」と自分の頭の中にその骨組みを作り、それを伝えていけばいい。
「頑張った」と思ってほしいのは話し手のエゴ。聞き手は、必要最低限の情報しか、ほしくない。心を鬼にして、気合と根性でひたすら「すっきり、かんたんにしていく」べき。
頑張ったことは話すな
たいていの場合、前提がずれている。一分で話すときも、相手との間でピラミッドが成立する前提をそろえておく必要がある。
説得力をもたせるために ①前提を聞き手を共有する ②主張を明確に ③主張をを説明する根拠を複数用意する(3つくらい) ④意味がつながっているか、「~だから、~だ」と読んでみてチェック
プレゼンで話す言葉は特に、短く言い切ることを心掛ける
フォント 50名以上に話をする場合 最低32ポイント
100人以上 最低54ポイントの資料作成
ピラミッドは3段 結論→根拠→たとえば(事実)
想像してみてください。空腹のときに牛丼屋さんに入った時のことを。といい写真でも見せましょう。
つまりきっちりくるから「キチリクルン」(キーワード)です。
覚えやすく、その一言で、プレゼン全体を表現するようなキーワード
「超一言」のキーワードを加えるだけで、聞き手はびっくりするほこ、あなたの話を覚えてくれます。
人前で話すときの4つのポイント①視線 しっかりと聞き手をみる ②手振り 多少動きをつける ③声 相手と対話するように声を届ける ④間合い 話の区切りで普段より3秒ほど長く間をとってみる
PREP
Point reason example point
SDS summary detail summary
人に何かを伝え動いてもらうために一番重要なことはあなたの「想い」
子のプレゼンは世界を変えると思って向かっているか。
相手を動かすためにできることは全部やる
ミュージシャンはリハーサルをする。舞台俳優も同じ。どれだけ演技力がある俳優でもけいこをしない人はいない。ビジネスパースンのプレゼンでも同じように練習が必要。
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