最強の成長術（５）

最強の成長術　参考図書　　　　　　　　

○タイトル　　　　最強の成長術（PEAK PERFORMANCE）

○ジャンル　　　　成長論

○著者　　　　　　ブラッド・スタルバーグ

○発刊　　　　　　2017年11月22日

○総ページ数　　　３１０ｐ

○出版社 ダイヤモンド社

○Mipox対象者 全社員

○お薦め度 3.5( 1~5で５が最高格付)

○難易度　　　　　２(1~5で5が最高難易度)

○期待できる効果　マッキンゼーコンサルタントとマラソンのトップコーチという異色の組み合わせの著者がオリンピック選手や一般の人の成長について最強の成長法についてわかりやすく解説しており、自分の仕事上のスキルや運動スキル、趣味のスキルなどの飛躍的な成長法を学べます。気軽に読めて応用もきく本だと思います。

●一言コメント

　最前線で活躍する、一流のトップビジネスパースン、学者、オリンピック選手などは「負荷＋休息」＝成長　という方程式を無意識に使って大きな成長を遂げているというのを各種具体例で説明しまたその理屈を平易に説明している良い本だと思います。[ストレスが成長の起爆剤になる]　や　[一流はルーティーンをもっている][自分の能力を少し越えたストレッチしいた目標の設定が成長をうながす]などそれぞれ納得のいく事例とその理由など気軽に楽しく読めます。

●概要　　

１．成長の方程式―負荷と休息で、最高の能力を手に入れる。（「負荷」と「休息」を意図的に繰り返す。）２．絶対に成長に欠かせないことーストレスを増やして、爆発的に成長する。３．「たった一つ」にとことん集中する。－努力の質を高めて、確実に成長する。４．「脳力のスイッチ」を切り替えるーマインドフルネスで「疲労回復」が劇的に早くなる５．「休息」を最適化するー二分の散歩が脳を刺激　「30分の仮眠」が脳の活力を呼び戻す　６．集中するー自分だけのルーティーンで一瞬でゾーンに入る７．や　めるーやめればやめるほど、思考が冴える　８．「目的の力」を使うー賞金を超えた「大義」が生んだ新記録　９．目的を見つけるー科学的に正しい「目的の力」の使い方がある。

●引用　　

・「負荷＋休息＝成長」仕事であれ、スポーツであれ、どの分野にもこの方程式はあてはまる。・負荷と休息をバランスよく取れる人は、勝者として君臨し続けることができる。・どの分野であれ偉大な知識人や創造力豊かな人々には共通するプロセスがみられる。①没頭　高い集中力を発揮しながらひたすら仕事に没頭する。②熟成　休息と疲労回復のための時間。仕事のことは一切考えない　③ひらめき　不思議なひらめきがおき、新しいアイデアがわいたり、考えが深まったりする。・体に負荷をかけた後に休息すると、まえよりタフな体になるように、心もストレスを受けた後回復すると前よりも強くなる。

・適度は負荷が加われば、体が負荷に適応できるようになるだけではない、心もストレスに適応できるようになる。・成長は限界ぎりぎりのせめぎあいの中から生じる。スキルは苦悩から生まれる。・適度な負荷は強力な刺激剤となって成長を後押ししてくれる。・自分のスキルを少し上回るタスクが来たら絶好のチャンスだ。・「無理かもしれない」は成長のシグナル。・あなたをコンフォトゾーンから引っ張り出して、限界ぎりぎりのせめぎあいへと追い詰める活動をしを定期的に探して、チャレンジするのだ。・トップパフォーマーが熱心に「かろうじて手が届く挑戦」を探し出し、目標をたてて、ほんの「少し背伸びが必要な練習メニューを組むことに気付いた。彼らは深く集中しながら「意図的な練習」を行っている。・ストレスが成長の起爆剤になると考えることをチャレンジ反応と呼ぶ。かえって活き活きする人もいる。・休息とはだらだらと時間を無駄にすることではない、心と体を成長させるためのアクティブなプロセスに他ならない。自分でかけた負荷から何らかの収穫を得るには、休息する必要がある。・ゆったりくつろぐ日がなければ、人間はパワーを全開にできないし、一生懸命働いたつもりの日でも、全力を出せていなかったりする。・ゾーンに入るまでまったりせず、自らゾーンを作り出す。・本番前のルーティーンをつくりだす。・自己を超越する目的があると、人間は恐怖心を克服し、リミッターを解除できるだけではない。日常生活におけるパフォーマンスを向上できる。・誰かの人生に影響を与えていると実感すると、ストレスが減って疲弊しなくなる。・自己実現は自己超越の副作用としてのみ起こり得る。・自分には手が届きそうもない目標を定め、その実現に向けて計画的に努力する　これほど満足のいく、充実した生き方は他にない。・3つのスキルが最高のパフォーマンスを可能にする。①負荷＋休息＝成長②自分に合ったルーティーンを作り、一日を自分で設計すること③自分を超越する目的の設定