書籍名 シンプルに考える
○ジャンル 経営哲学
○著者 森川亮(LINE創業者)
○発刊 2015年5月
○総ページ数 199p
○出版社 ダイヤモンド社
○お薦め度 5( 1~5で5が最高格付)
○難易度 2(1~5で5が最高難易度)
○期待できる効果 最も大切なことを探り当てて、それ以外のものは捨て去る。シンプルに考えなければ人は何も成し遂げることはできないという著者の考え方がわかりやすく説明されています。物事の本質について考えさせられ大変参考になる本だと思います。
●一言コメント 「あれも大事、これも大事」と悩んではいけない。表面的な価値に惑わされ鵜のではなく、「何が本質か?」を考えつくす。そして、最も大切なことにすべての力を集中させる。著者は これだけをやってきたといっています。LINEをここまでにした創業者の言葉であり説得力充分です。
●概要 いらないものは全部捨て、本質だけを追求する。・熱こそが成功の条件。・ビジネスは戦いではない。・自分の感性で生きる。・空気を読まない。・不安を楽しむ。・成功は捨て続ける。・経営は管理ではない。・お金を中心に考えない。・偉い人はいらない。・計画はいらない。・仕組みでは成功できない。・ルールはいらない。・差別化は狙わない。・イノベーションはめざさない。・優秀な人ほど喧嘩をしない。・モチベーションは上げない。
●引用 ・会社にとって一番大切なことはヒット商品をつくり続けること。古今東西、ビジネスを支配しているのはシンプルな法則です。・ビジネスの本質は「ユーザが 本当に求めているものを提供しつづけること」。それ以外にはない。・ユーザのニーズに応える情熱と能力を持つ社員だけを集める。彼らが何物にも縛られることなく、その能力を最大限に発揮できる環境を作り出す。・クオリティーの高いプロダクトを、どこよりも早くだす。ルールはこれだけ。・ぼくの理想はシンプルです。現場はひたすらユーザのために全力を尽くす。・大切なのは、人々が本当に求めているものを感じ取る能力と、それを具体的な形にする技術を磨き続けること。・会社は何のためにあるか。世の中に価値を提供するためにある。・利益よりも価値を生み出すことに集中すること。とにかくユーザの満足感を高めることに注力すべきなのです。・重要なのは、仮説の精度。つまり確信がもてるまで考え抜くこと。そしてこのサイクルを早く回すこと。それがその人の成長速度を決める。・サバンナの野生動物が「最近モチベーションが上がらなくて・・・」度と考えるでしょうか。彼らはただひたすら必死で生きている。会社では働くのも同じ。・リーダーとは夢を語る人。・LINE株式会社の戦略はただひとつ。「どこよりも速く、最高のクオリティーのプロダクトを出す」・差別化したければ、差別化を狙ってはいけない。ベンチマークした商品の中で、ユーザにとって最も重要な価値にフォーカスする。そして、その価値をとことん磨き上げる。そのときはじめて真の差別化を生み出すことができる。・ユーザは「本当の答え」を教えてくれない。表面的にユーザの声を聞くだけでは道を間違える。ユーザの声を掘り下げて本当に求めているものは何かを自分の頭で考え抜くこと。それが、イノベーションを起こす方法だと思う。
・「やりたいことを追求する」「人々を喜ばせるために努力する」このシンプルな原則を、これからも徹底していきたい
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