書籍名 日本電産流「V字回復経営」の教科書
○ジャンル 企業戦略
○著者 川勝宣昭
○発刊 2016年12月15日
○総ページ数 302p
○出版社 東洋経済新報社
○お薦め度 4( 1~5で5が最高格付)
○難易度 3(1~5で5が最高難易度)
○期待できる効果 日本電産はいままで70社以上の会社買収を行い、現在年間利益が連結で1000億円を超える超優良会社に育ってきています。そのなかで経営改革は「人を変えて、企業を変える」ことにあるとし、意識改革のない再建は単なる業務改革にすぎず意識改革によって「ゆでガエル」を「スピードと徹底会社」に体質転換させるとし その意識改革の進め方について もと日本電産の取締役である著者が解説している大変参考になる良書です。
●一言コメント まず意識改革という土壌改良によって、社員の意識を変え、「スピードと徹底」の体質、企業カルチャーに変えさせる。それができつつあるのを見計らにながら農業の種・苗に相当する売上強化とコスト削減の手法を注入する。メソッドは優れたカルチャーの土壌があってこそ、大きく開花するというのを 実感できる本だと思います。
●概要 ①なぜ日本電産流経営が必要なのか。個別の再建事例でみるスピードと徹底経営 ②営業強化 分析のメソッド ③営業強化 計画のメソッド ④営業強化 実行のメソッド ⑤営業強化 フォローのメソッド ⑥コストダウンと利益創出のメソッド ⑦スピードと徹底を極める ⑧企業カルチャーを変革する
●引用 ・すぐやる、必ずやる、出来るまでやる ・業務スピードk対顧客スピードが波のレベルを超えている。組織の感性、DNAとなっている。・リーダー、メソッド、カルチャーこの三位一体経営がよきかいしゃつくりのための絶対条件。・スピードと徹底の意識改革による組織改革。戦略とメソッドが先ではなく意識改革が先。・日本電産がすごいのは、経営手法を実行するスピードと徹底力がすごい。・困難は解決策を連れてやってくる。 ・トップは恨まれるな。畏れられよ。・トップの座にある人は、自分のリーダーシップのチェックリストを用意し、甘い経営に陥らないように気を配らく手はならない。水は
自分のリーダーシップが会社という方円の器の大きさを決めるということを肝に銘じなければならない。
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