書籍名 成長論OKR(シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法)
○著者 クリスティーナウオドキー
○発刊 2018年3月19日
○総ページ数 222p
○出版社 日経BPマーケティング
○お薦め度 4( 1~5で5が最高格付)
○難易度 3(1~5で5が最高難易度)
○期待できる効果 本書の狙いは、すべての人や組織がトップクラスと同じような運営をできるよう手助けをするために、OKRという新手法が本書で紹介されており、6万人を超える大企業から、社員わずか3人のスタートアップまで、さまざまなシリコンバレーの企業で採用され、見事に結果を出している手法であり、そうした効果が期待できると思います。
●概要 ・一つの目標(Objective)と3つくらいの小野間結果KR(Key Results)を設定する。 ・わくわくするようなゴールを設定する。(O)・数字はOではなく KRにする。・OKRの指標は人のせいにできないものにする。・KRは達成できる自信が半分くらいのものにする。・3か月単位で実行する。・金曜日に1週間の成果を見せ、達成度を追跡する。
これが この本で展開されている手法の本質です。
●引用 ・もちいるシステムは3つ。①人を鼓舞し、効果を測定できるようなゴールを設定。②自分とチームが常に望ましい最終形態に向けて進むようにする。③チームのメンバーが目標を忘れず、かつ各メンバーが責任を自覚できるような習慣をつくりだすこと。・OはObjective KRは KEY Results ・CEOの仕事はゴールを定めること、言いにくい話をすることだ。 ・例 Oは外食産業向け食品納入業者に対して、高級茶プロバイダーとして明確な価値を確立 KRは 再注文率85%、再注文のうち2割は顧客自ら、売上〇ドル ・Oを一つだけ、その目標を測定するKRを3つだけ設定することで、小さな脱線がどれだけ発生しても、大きな目標を実現するために必要なフォーカスを維持できる。・例えば毎週月曜日のコミットメントミーティング、週一回の状況報告メール、金曜日のウインセッションでゴールを繰り返し確認することでゴールが浮かびあらゆる活動がゴールと結びつくように。・やるべき仕事に意味を持たせ、疲れていても脱線しないようにするプロセスが必要になる。やる気が出ないときでも、やるべきことを思い起こさせてくれるプロセスだ。ストレッチゴールを賢く設定するのみならず、コミットメント、お祝い、チェックインミーティングなど周辺システムのおかげでゴールに向かって歩き続けることができる。・締め切り以上に活を入れてくれるものはない。・最もよくある失敗は、フォロー
をしないということだ。OKRを設定するだけして、残りの四半期の間、無視してしまう会社を星の数ほど見てきた。・成功する会社には皆同じ特徴がある。「再挑戦をする」という点だ。成功への唯一の望みは、繰り返すこと。何が機能するかしないかを念入りに観察し、機能する点を増やし機能しない点を減らす。学ぶことが成功の肝なのだ。・良いミッションは全社員が覚えていられるくらい短いものだ。優れたミッションは人を鼓舞しそれでいて方向性がはっきりしていける。アマゾンのミッションは「世界中の情報を整理し、世界中の人にアクセスできるようにすること」・ジンガのミッションは「ゲームで世界をつなぐ」 フィルコーヒーのミッション「人々の毎日をよくする」・Oは定性的なものをひとつだけ、KRは定量的なものを3つくらい決める。これらを使って、グループや個人を大胆なゴールに集中させる。・時間的な縛りをつくり、ゴールまでの道のりは、わかりやすい短距離にしたい。・難しいが不可能でないKRを設定。これを達成するにはあらゆる面でベストを尽くさなければいけないな と腹の底がむずむずしてきたらおそれく適切な目標だ。・OKRを毎週のチームミーティングは毎週の状況報告メールにくみこむことをおすすめしたい。自信レベルを毎週調整しよう。上がったり、下がったりした場合は、理由について話あおう。・賛否両論あるかもしれないが、個人的にお薦めなのは家族関係、特に夫婦関係の改善や維持のためにOKRを使うことが。
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