2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート(18)

⑱2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート

○ジャンル   仕事術

○著者     長谷川和廣

○発刊     2017年10月16日

○総ページ数   191p

○出版社 かんき出版

○お薦め度 3( 1~5で5が最高格付)

○難易度     3(1~5で5が最高難易度)

○期待できる効果 著者は ケロッグジャパン、バイエルジャパンなどの社長を経験したあと、ニコンエシロールの社長に就任をし50億の赤字を抱えていた同社を短期間に無借金会社に導くなど、これまで2000社を超える企業の再生事業に参画し大半を立て直す実績をもっています。27歳のときから、有益な仕事術、人の動き、組織運営、生き残り術などのエッセンスを「おやっとノート」として書留、これらをこの本に「プロの仕事術」として収録したもの。 

●概要  

第1章 会社で大切にされる人、されない人の違い。・切れる人からできる人に。できる人から導ける人に ・会社から大切にされるのは、変化させられる人  第2章 変化を先読みし、利益を生み出す人が生き残る ・利益をどう埋めれるのかを知っている人は強い ・利益をだす その発想が抜けている人が意外に多い 第3章 若いとき失敗を恐れず、仕事の基礎を身につける ・失敗から学べる人は偉大である   第4章 偽物でないプロと呼ばれる人になる ・仕事のプロはいざというときに逃げない ・仕事のプロは強い思い・高い志をもって努力する ・判断は緻密に、決断は迅速に!・レスポンスはとにかく早くする習慣を 第5章  人工知能に負けない企画力。発想力を育てる 企画書はA4一枚で!それ以上はムダなこと 第6章 ますます求めらえるリーダーシップの原則 ・リーダーの求心力は言行一致で決まる 第7章 生きるために横着心を捨てなさい ・専門知識と人間性が生き残りの絶対条件 第8章 自分の限界を超えた力を出すために必要なこと ・すべてをやりつくせば、リスクを冒すことは怖くない ・結局、一歩一歩進むものがいちばんとおくまですすむ ・ゴールへの道筋はひとつでない

●引用 ・本当の人財になるための8項目 ①人柄をよくしよう ②人知れず努力しよう③雑学を学ぼう ④人の目を見て話し明確な答えをかえそう⑤金の切れ目が縁の切れ目・本物は絶対に生き残る ⑧出る杭は打たれるが出すぎた杭は打たれない ・仕事上手な人は6つの能力を持っている①問題を発見しているか②問題についての情報を分析しているか③最重要の問題は何かを見抜いているか ④問題解決のための目標を設定しているか⑤目標達成のための戦略を作り上げているか⑥戦略を具体的な行動に落としいこんでいるか ・いつも心の隅々までピカピカであれば、そのまぶしさに不正や甘い誘惑はよりつかない ・ 広く同業者とつきあうことで、日々の努力として自分の店が何が足りないかを肌で感じることができる ・一流と二流の差は、小事を見逃さない眼力だ。・ストレス解消の特効薬は愚直なまでにきちんと細かく仕事をすることに尽きる。・プロの仕事人になる5つの必要条件 やる気、専門能力、調整能力、人望、健康 ・最終的に企画の良しあしは、経済性の検証で判断する。面白そうな企画でも赤字になるなら却下。逆にありきたりの企画でも会社に利益をもたらすならゴーサイン ・エジソンの有名な発明品の一つに白熱電球がある。エジソンは素材を取り換えながら1万回以上も実験を実施。その結果フィラメントで40時間の連続点灯に成功。エジソンがこの実験のために用意した素材は6000種以上。とにかくあらゆる素材で何度も実験を重ねて一つ一つが失敗しては消えていった結果、木綿糸や竹に巡り合った。驚嘆に値するのは、エジソンがあらゆる選択肢を考慮にいれ何時成功するかわからない実験のために、労をいとわず素材を試し続けたこと。 その努力を惜しまずにできるかどうか。それが発想豊かな人とそうでない人の本当の差ではないか。 ・ビジネスで勝つのは、アイデアを最初に思い付いた会社でなく、アイデアを最初に実現した会社。・リーダ必須の心構え7条 ①原理・原則を重視 ②悪い情報を隠さない ③敏速に行動 ④会議は最小限に ⑤みずから仕事をつくりだす ⑥信賞必罰で実行できる ⑦セクショナリズムに陥らない ・昇進させるべき人物像は「部下に花を持たせる」ことができる人

・リーダーは絶対に利益をうみだすんだという覚悟と執念をもつべき ・部下を叱ったら必ずその倍、ほめなさい!・部下のやる気スイッチを入れる4つのほめるとき ①成長期にあり、高いパフォーマンスをあげるために努力を続けているとき ②自己満足に陥りそれいじょうの努力をしなくなってしまったとき ③スランプから脱したいという意欲ははるが自信を喪失しているとき ④無気力な心理状態のとき 逆にほめることで部下のやる気スイッチをいれる  ・ビジネスの現場に必要なのは実はネガティブ思考。ポジティブ思考の罠は、正常なチェック機能が働かなくなる点。縁起の悪いことをいう奴は粛清 というような無策の神頼み集団になりかねない。つらくても正面から向き合うことは必要。・企業と個人が生き残る方法は同じ。 結局、王道は「あいつは人の3倍働く」とだれからも認められるくらいの情熱を見せることなのです。・無気力な環境でやるべきこと①組織の風通しを良くする②社員の責任感を改善 信賞必罰を明確化 ③組織からタブーをなくす ④顧客の声から逆算して仕事を考える・最大の努力を払ったものこそが最大の効果が得られる

千一夜:ビジネス、趣味、健康などの参考図書についてコメントしていきます。

今後千回にわたり参考図書についてコメント、要約、引用などを投稿していきます。

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