神　時間術(43)

㊸神・時間術

ジャンル　時間管理

著者　　　精神科医　樺沢紫苑　

SNSなどを通じ40万人いじょうに精神医学、心理学、脳科学の知識情報をわかりやすく発信

出版社　　大和書房

発刊　　　2017年5月

ページ数　２７８ｐ

おすすめ度　３

難易度　　　３

期待できる効果

概要

序章　最高の人生を手に入れる「神・時間術」４つの原則　　脳のゴールデンタイムを活用して時間効率4倍　　緩急をつけて疲れる前に休む　ライフとワークは両立できる

１．脳の機能を最大に生かす集中力の高め方　15分→同時通訳者の集中時間　45分→授業の集中時間　90分→サッカーの集中時間　おもしろいに隠された集中力の法則　パソコン内がきれいな人は仕事ができる　村上春樹もやっていた集中空間での缶詰仕事術　

２．朝の時間を最大に生かす脳のゴールデンタイム術　

３．昼の時間を最大に生かす午後のリセット術　　運動リセット術　マインドフルネス　退社時間を決める

４．夜の時間を最大に生かす運動・睡眠リセット術　運動リセット術　24時間で収支を合わせる　交流は最大の癒し　寝る前2時間にすべきこと、してはいけないこと　寝る前15分は記憶のゴールデンタイム　疲れているときこそ運動せよ　　

５．仕事の時間を最大に生かす時間創出仕事術

６．自由時間を最大に生かす自己投資＆リフレッシュ術

仕事効率は3倍い樹生に増やせる　一流の仕事人は一流の趣味人

引用

朝の時間は夜の4倍の価値がある　一日を「集中力×時間」の二次元で考える　集中できる時間単位は15分、45分、90分と３つあり　　リズムに上手に乗る　　集中力の波乗り　村上春樹が小説を書くときは海外のカフェで書くことが多い層。誰からも声をかけられず、街の風景に溶け込みながら集中して小説を書ける。その時間がとても楽しいのだと。

脳科学者の茂木健一郎先生もストップウオッチの愛用者で、時間制限をすると仕事効率が上がる

メールやメッセージの返信は、集中力を必要としない非集中仕事の代表。

最適な仮眠時間は20～30分　15分運動をすることで8年間寿命が延びる　寝る前15分に記憶したことは一日の中で最も記憶に残りやすい

耳学で聞けるのは

kindleの読み上げアプリで聞く電子書籍　　YouTubeの音声　

アメリカのベストセラー小説家、スティーブン・キング。映像化されたキングの作品

数は７０本を超えます。アメリカを代表する娯楽小説家といっていいでしょう。そのキ

ングが自らの小説作法をまとめた『書くことについて』(小学館)を読んで、私はハッと

しました。

「私の日課は実にわかりやすい。午前中は執筆。午後は昼寝と手紙。夜は読書と家族

団欒、テレビでレッドソックスの試合、どうしても後回しにできない改訂作業。という

わけで、原則として、執筆は午前中ということになる。」さらに「書いているときは、

毎日書いている。クリスマスも独立記念日も誕生日も関係ない」とも。

つまり、小説執筆期間は、午前中は毎日、必ず執筆をして、午後と夜はリラックスし

てすごす。という一日の中で緩急をとった日課を、土曜も日曜もクリスマスも関係なく、

毎日続けるというのです。

キングの執筆スタイルは、私の執筆スタイルと寸分違わないものでした。

自分の執筆スタイルは、アメリカを代表するベストセラー作家と同じだった。これを

知って、「このやり方が、ベストの方法だったのだ」と確信するとともに、大きな自信

と勇気をもらうことができました。

一週間で収支を合わせるのではなく、一日の中で「仕事」と「遊び」「リラックス」

の終始を合わせ、毎日同じ時間に起床し、同じ時間に眠る。

イチロー選手も、実は「ご褒美」仕事術を使っていたのです。

あるインタビューでイチロー選手は、語っていました。

「大きな記録を達成した時には、自分へのご褒美として時計を買うようにしている。」

実際に、９年連続で２００本安打を達成した時は、フランク・ミュラーの高級時計を

購入したそうです。また、２００６年の

２００６年の第１回ＷＢＣ(ワールド・ベイスボール・クラシック)。予選第１ラウン

ド、第２ラウンドで、２度も韓国に敗れ、苦戦を強いられていた日本。そんな矢先、ロ

サンゼルスのショッピングセンターに足を運び、高級時計を衝動買い。