⑲心に折り合いをつけてうまいことやる習慣
ジャンル 人生論
著者 精神科医 中村恒子
出版社 すばる舎
発刊 2018年6月一刷 8月6刷
おすすめ度 3
難易度 2
概要 精神科医の先生の書いた人生論で現在ベストセラー 気軽に読める本です。
期待できる効果 たまにはこのような本を読んで余計な力を抜いて人生を考えてみるのもよいかも。一つの尺度で人生を考えるのでなく多面的に考えてみると心が休まることがあるかもしれません。
引用
いろんな人がいろんなことを言うかもしれんへんけど、結局、最後は自分。じぶんがどう生きるのか、どうしたいか、ということだけなんです。
中村先生は89歳の現在までずっと精神科医として働いてこられました。
生きるために働くことは何も恥ずべきことではないんです。
「自分はこんな仕事をすべき人間ではない」なんてたいそうに考えるからおかしなことになってしまう。余計な力を抜いて、「まあこれくらいやってやるか」「今はそういうときなんやな」と変に力まず素直に受け入れてしまったほうが楽ですわ。
そもそも人間なんて70歳、80歳になったら勝ちも負けもあったもんじゃありません。肩書や経歴なんてどうでもええ。身分にさなんてありゃしません。自分も家族も健康で元気ていてくれたら、世話話ができる友達がいてくれれば、それ以外は何も必要ないと思うんです。
反対に、たくさんお金をもうけていたとしても、体を壊すほど働いて、自分も家族もボロボロだったりしたらどうでしょう?それこそ、不幸なことやと思います。
実際、お金は持っいても、心がいつも寂しい、不安や孤独やという人は世の中が思っているより多いもんです。
必要以上に気を張らないで、ご飯が食べられて、そこそこの生活さえできたら上出来。さらに、自分の仕事で目の前の人が喜んでくれたらもうけもんです。そんな心持が、長い人生を送っていくには大切なんやないでしょうか。
「こうあらねばならない」と思っていることのほとんどは、そんなことないんちゃう?とかルーク考えてみてください。
結局、どこに行っても一緒なんやなあ。100%満足できる環境はないんです。だから大事なのは今いる場所でそうしたら己が快適に過ごせるのかを中心に感がることやと思います。
合わない人やイヤな人には意識をできるだけ向けないで、楽しい人、ウマの合う人に意識と時間をできるだけ向けていると、どんな場所でもそれなりに長く居続けられるようになるものです。
何かをしてくれることはあたりまえでないと考えて生活できると、ちょっとしたことにも感謝できるようになりますわ。
人様に不満を持たないためにはどうするか。多くを望まないことです。この人なら、とかこの職場ならとか、そんなもんは自分の甘えや幻やと思って、最初から期待しないことです。期待して臨まなければ別のやり方や道筋が見えてきた入りするもの。結果的にそれは、自分と相手の距離感を保つことになるし、仕事の環境をよくするし、効率をあげることにもつながります。
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