51)AI時代の人生戦略
〇著者 成毛眞(元 マイクロソフト日本法人社長)
〇ジャンル AI・ロボット
〇SB新書
〇2017年1月初版
〇難易度 3
〇おすすめ度 3
〇期待できる効果 日本の労働人口の49%が,10~20年後にAIやロボットに置き換えられる可能性が高い中、定型的な仕事しかできない人は使われる側、創造性を活かし社会的な知性を身に着けた人は使う側にまわる。日本屈指のイノベーターが、残酷な5年後をみすえた人生戦略を説いておりそれぞれにとって大変参考になる本だと思います。
〇概要
要点1 STEM(化学、技術、工学、数学)にA(芸術)を足した「STEM」を身に着けることが、これからの社会では必要不可欠
要点2 現代の仕事の約半数はAIやロボットに代替されてしまうが、新しくまれる仕事もある。「AIを使う仕事」と「AIに使われる仕事」のどちらを選ぶかはあなた次第
要点3 近いうちにあらゆる仕事からサイエンスとテクノロジーを切り離せなくなる時代がやってくる。いまのうちから、テレビ、雑誌、入門書を活用し、広く浅く情報に触れておくべき
1章 これからはSTEMが必要
アメリカがSTEM教育に力をいれるわけ
STEM人材が100万人増?
実感してから理解する
2章 STEMとアートが結び付く
切っても切り離せないアートとテクノロジーの進化
3章 今ある仕事がない世界がやってくる
企業は生き残っても社員は没落する
今ある47%の仕事は近い将来なくなる
弁護士の仕事もAIに奪われ鵜
理解されないアイデアが次世代を担う
4章 学校では教えてくれないSTEAMを学べ
同じことをするにもアプローチが大切
投資家視線で読む
専門誌を読み続けるときのフラグ
5章 マークザッカーバーグはSF小説に発想を得る
世界の経営者はなぜSFを愛読するのか
〇引用
STEMとは サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、マセマティクス
マイケルオズボーン准教授の雇用の未来(論文)より 消える職業、なくなる仕事のリストより → 銀行の融資担当者、不動産ブローカー、レストラン案内係、保険審査担当、、電話オペレーター、レジ係、集金人、弁護士助手、ホテル受付、データ入力作業員、・・・
2016年5月、アメリカの大手法律事務所が、世界初となるAI弁護士「ROSS」を採用したことが話題になった。このAI弁護士は、主に破産に関する法律のアドバイスを担う。何か質問をすると人間では読み切れないほどの大量の法律文書や参考文献を読み込み、最適な回答を導きだす。質問をするほどに習熟度がたかまる。IBMが開発したAI「Watson」がベースになっている。
サイエンス系でおすすめ番組ベスト3 サイエンスZERO、コズミックフロント、モーガンフリーマン時空を超えて
残酷な5年後に備えて今すぐ読みたい本
科学はどこまで進化しているか 祥伝社新書 テーマが多いので広く浅くかと思いきや、それぞれのトピックスが深く掘り下げられて解説されている
ゼロトゥワン zeto to one
ピーターティール アメリカのペイパルの創業者の一人でFBやスペースなど数百社の
どのような思考法でどのように取り組むべきか。生きることと働くことの境目をなくすこと、孤独に負けないことなど哲学的な要素も含んでいて、はっとさせられる。
アテンション 飛鳥新社 ベン パー
今すぐ役立つマーケティングの教科書。それほど有用だと思われる示唆が満載。本書を推薦書に選んだ理由は、日本人技術者が素晴らしい製品を作り出しても、つたないマーケティングにより人々の興味を引くことができずに自滅するケースが、繰り返し見受けられるから。
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