タイトル 大人の誤謬力(55)
○ジャンル
○発刊 みずほ総合研究所
〇著者 吉田裕子(国語講師)
○お薦め度 3
○難易度 3
○期待できる効果
日本語には、豊かで多様な表現がある。どんな言葉を使うかが、その人の印象を大きく左右する。相手とその場にふさわしい言葉を、正しく使えているか。自信がなければ、意識して言葉の引き出しを増やす。 日常生活で言葉に対する意識が変わります。
〇概要
使いこなしたい大人の誤謬
スムーズな関係を作る言葉
相手をたてる言葉
謝罪の気持ちを表す言葉
言いにくいことを伝える言葉
勘違いしやすい言い回し
故事成語、四字熟語できめる
〇引用
誤謬力のレベルには2つの段階がある。1つ目は、文章の中に出てきたとき、何となく意味が分かるレベル。この範囲の誤謬を認知誤謬という
もう一つは、自分が話したりする文章を書いたりするときに、実際に使うことができるレベル この範囲の誤謬を使用誤謬という 知っていると使えるは違う。いくら言葉をたくさん知っていても、実際に使えなければ、雑学的な知識が増えるだけで終わってしまう
相手の成功や能力をうらやましいと思う心の内を、素直に嫌味なく表現できる→例文 このプロジェクトを成功させた先輩に、ぜひあやかりたいものです。
慧眼 洞察力が優れ、物事の本質を見極めていることをほめるときに使う。ビジネスシーンでは、問題の原因を的確に分析したり、業界や市場の成り行きなどを言い当てられる人に使う 例文 Aさんの慧眼が、業績アップにつながった。
ちょうどよい表現がみつからず 言い方が不適当で誤解を招いてしまうかもしれませんが、とあらかじめ予防線を張っておく→例文 語弊があるかもしれませんが、その案件、デメリットが大きすぎませんか。
生意気な物言いであることはじかくしていますという謙虚な姿勢を示す→例文 若輩の私が言うものおこがましいのですが、他に方法があるのでありませんか。
雑言 ぞうごん 悪口を言う言うこと。その言葉。
朝三暮四 口先でまるめこむこと
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